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MHP3とか 東方とか
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物語に触れる時、聞いただけで作品への期待度が高まるキーワードが3つあります。
一つはループ物。1周目の記憶を引き継ぎ次の周をよりよい物に変えようとしたり、強くてニューゲーム状態で話が進むのが好きです。
それから二つ目は記憶喪失物。主に主人公の場合。主人公に大きな秘密が隠されていて終盤でそれが明らかになり、話が解決に向かっていくのに燃えます。
そして最後がコンゲーム物。知的な騙し合いを繰り広げるような作品。頭のいい主人公が好きなので、主人公が頭の切れるキャラだと最高です。

どれも今まで触れた作品がドツボだったので、これから先もそれらのキーワードを含む作品は違う目で見ると思います。
ある意味定番のネタではありますが。

で、今日は最後のコンゲーム物の話。
『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』というライトノベルがやたらと売れてるそうで。
多分設定の面白さからウケたんじゃないかと思われますが、惜しくも受賞を逃した作品という事で出回っていた数が少なかった(と思われる)のと相まってどこも売り切れの品薄状態らしかったです。
私もかろうじて買うことが出来たので早速読んでみました。
で、読んでみると受賞は逃したものの出版までこぎつけ、売れた理由が分かる気がします。
これは中々面白い。
主人公が正体を隠した魔王なわけですが……ぶっちゃけスザクを女の子に置き換えたコード・ギアス。
ギアス好きとしてはこれが面白くないわけがないですね。

以下続きで思ったこと(ネタバレ)。


※追記
ファミ通文庫『バカとテストと召喚獣』と電撃文庫『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』の文が類似してるとネットで話題に
ちょw

あんまり野暮な突っ込みはしたくないんですが、二つだけ。
ルールの改編は駄目だけどルールの追加は大丈夫、という事でした。
だったら「どちらかが負けを認めた場合も相手側の勝利になる」という条件を付け加えるのはオッケーなのでは。
勝利条件を変えるわけじゃなく、追加です。
「決着方法は予め定められた物のみである」というルールがあればアウトですがこれなら最後の主人公の提案も通りません。
ま、主人公の場合はあの場で勝つことよりもあの条件こそが最高だったんでしょうけど。

それからもう一つ。
疑われて替え玉を使い切り抜けるのはこの手の話では常套手段だと思いますが、正式な決着の場でお前は○○であると名指しされてそれをロボットによる偽者を使って切り抜けるのはずるくね?
これが別の場所でただの疑惑を晴らすための印象操作的な物ならともかく、正解を当てられてロボを使うんじゃ相手は実質的に勝ち目がないです。
あくまでヘルメットを脱がせて明らかにするまでが勝負だから、と言われれば納得はできますがそれなら歴代の魔王は能力に物を言わせて絶対に負けないでしょう。

と言いつつ、名指しの時点で決着なら、
・勇者側は全校集会の名指しで勝利
・魔王側は一年間当てられない場合のみ勝利
なので一回の全校集会で全員分の名前を指名すれば勇者側の圧勝ですよね。
一応勇者側は根拠を示す必要があり、魔王側も(当たってても)反論を許されてるって事かな。
というか今期はロボがいるけど、ロボによる替え玉がないなら全校集会に魔王登場→その時集会場にいない生徒が魔王の正体決定と簡単に割れますよね。
まあ、その辺きっちりするとフィクションが成り立たなくなるので、それこそ突っ込みが野暮ってことなんですが。


後、突っ込みじゃなくどうしても気になるんですが、なんでアリスは紅太郎に「もう今までのように一緒にはいられない」と言ったのか。
自分が勇者で紅太郎が魔王だから、とありますがこれをそのまま読むなら敵同士だから戦いに移行するため決別するという意味に解釈できます。
夢を追うために紅太郎と別の道を歩む決意をしたと。
ですが、
・紅太郎に嫌われるのが怖くてもう何もできない
・何もできない=紅太郎との約束を果たせない
・約束とはアリスが夢を果たすから一緒にいてくれという物だった
という点から考えると、紅太郎とはどう頑張っても敵対できないので約束を果たせず、故に一緒にいてはもらえないという事で身を引いた形になります。
それに気づいた紅太郎は安心して敵対できるように魔王と紅太郎は別人であると思い込ませる事にした、という構図で合ってますよね?
どうも私が捻くれた読み方したせいか別の道云々の方に思えたんですが、夢を優先して非情になろうとするヒロインと好きな男に嫌われる事を恐れて何もできなくなったヒロインじゃ印象が大分変わりますからね。
アリスに関しては後者として応援したいところです。


と、色々書きましたが、総じてみても面白い作品でしたね。
是非とも続きというか、エピローグで仄めかされてた紅太郎が魔王生徒会の生徒会長でかつ勇者生徒会の副会長とか超見たいんですが!
2巻が楽しみです。

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